子どもの障がいと向き合う

理学療法士の目線から発達障がい、タッチセラピー等について書いていきます。

発達障がいって何?

発達障がいという言葉をテレビや新聞などのメディアで多く取り上げられるようになっています。

 

しかし、発達障がいの情報を世間的に広がっている反面、偏見を強く持ってしまう方が増えているのも事実です。

 

確かに、何も障がいが無い子どもと比較した場合に関わる時に大変な部分は正直あります。しかし、その子だから出来ることだってあります。うまく個性を伸ばすことで、その子らしさを持って日々生活することが出来ます。

 

発達障がいがあると聞いただけで、「暴れまわるのではないか?」、「何か悪さをするのではないか?」、「関わるのが大変なのではないか?」など悪いことだけが入ってきませんか?

 

発達障がいについての紹介がある場合、先に「このような所に注意してください」、「このようなパターンが出てきやすいです」など説明書的なことを言われることが多いです。良い部分を先に話されていることが少ないからこそ、悪いイメージが先に働いてしまうことが多いんです。

 

皆さんご存知でしょうか?医療、機会、ビジネスなど社会では数多くの議題についての研究者がいます。優れた研究者の中の数割は発達障がいがあるとも言われています。

 

「発達障がいがあるのにすぐれた技術がある?」と言う考えを持たれている方もいるかと思います。

 

発達障がいのメジャーである「自閉症スペクトラム症(ASD)」を例に挙げて説明しますね。自閉症スペクトラム症がある場合は下記のような特性があります。

 

〇得意なこと

・規則性、深い専門性が求められる内容

・緻密な集中力を要する作業

・膨大なデータ整理

〇苦手な事

・曖昧な指示の理解

・相手毎の臨機応変が必要な作業

・コミュニケーション(会話)を中心とした内容

 

以上のことをまとめると、1つのことに没頭するのは得意だけど、人と接したり明確な指示がなければ動きにくいということです。

 

自分の興味があることに没頭させると、質の高いものを作りあげることができます。

 

算数は常に高得点だけれども、他の科目は...なのがいい例ですね。

 

発達障がいはその子の個性が特に強く出やすいと捉えるとかなり見方は変わってくると思います。

 

一言で多くのことをお話することは難しいので、これから少しずつ発達障がいの特性の理解や出来ることをさらに伸ばしいく方法などを書いていきますね。